日本政策金融公庫とは?
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■日本政策金融公庫とは、信用保証協会と比べながら述べましょう。
(1)日本政策金融公庫(こっきん)とは何か?
全額政府出資の政府系金融公庫です。
銀行より積極的な融資活動を行っています。
政府系金融ですから営利を第一の目的としてないからです。中小企業への資金調達面からの支援という意味では銀行以上の公的使命があるといってもいいでしょう。
まして一般的に不景気と言われている時期などは公的金融機関としての役割はいやがおうにも高まります。
そしてこの「こっきん」はどちらかというと小規模な会社または自営業者向けの融資を取り扱っています。
一番の特色は民間・政府系金融機関の中で唯一、創業資金の融資を比較的積極的に受け付けているところということです。
(2)信用保証協会とは何か?
中小零細企業者の借入債務を保証することにより、中小零細企業者に対する金融が円滑に進められることを目的として設立された協会です。
つまり保証人を見つけられないために資金調達がうまくいかない中小零細企業を支援するというも目的で、国や地方自治体が金融機関の協力のもと運営している機関です。
「信用保証協会法」に基づき各都道府県・主要都市に少なくとも一協会が設けられ全国に52の協会があります。
たとえば、大阪には大阪信用保証協会、東京には東京信用保証協会があります。
現実的には直接中小企業あるいは開業希望者から信用保証協会が保証の依頼を受けることはなく、すべて金融機関を通しての依頼となります。
あくまでも申込窓口は金融機関(銀行)になるのです。
では企業から融資の申込を受けた銀行がOKと判断すれば信用保証協会が必ずOKするかどうかというとそうではありません。
保証するかどうかを審査し決めるのは信用保証協会です。
信用保証協会が「500万円の開業資金の保証をOKします」と言えば、まず間違いなく銀行からは500万円の融資を受けることが出来るのです。
なんせ、万一融資先が倒産した場合には国が債務を肩代わりしてくれるので、銀行としてはリスクが無いので、当然貸したいと思うのです。
(3)日本政策金融公庫(こっきん)と信用保証協会、どちらを選択するのか?
開業時に資金の調達に最も多く利用されているのは日本政策金融公庫(こっきん)です。
「償還期間(返済期間)の長さ」と「低利の固定金利」で中小零細企業を支援しています。
赤字決算でも借りることができる場合もあり「貸し渋り」の民間金融機関と比較すると「神様」のような存在です。
私も色々とご相談を受けているのですが実務の経験上「こっきん」だったら何とかなる場合も結構あります。
これは独自の審査基準を持っているからです。
しかし「こっきん」から資金を借りることができる人もいれば、自己資金や保証人などの条件が揃っていてこの条件ならほとんど間違いなく借りられるだろうと思っても審査にパスしない人がいるのも現実です。
これから開業する人の場合、どちらを選択するか?・キャリアがどれくらいあるのか
・消費者金融などの借入があるのかないのか
・自己資金がいくらあってそれがどういう貯まり方をしているか
・担保があるのか無いのかによって違いますが、大雑把に言って、始めて事業資金の融資を受ける際は日本政策金融公庫の方がハードルは低い。
2回目だったら、まあどちらでも同じような感じだと思います。
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